水俣市土石流災害,日本
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2003年7月20日未明、九州中南部を襲った集中豪雨のため、熊本県水俣市宝川内地区の集川沿いに大規模な土石流が発生し、10棟もの家屋が一瞬のうちに流され、19人の死者・行方不明者を出した。
その後の調査により、山腹で崩壊した土砂量は5万〜10万立方メートルと推定され、近年稀にみる大規模な土石流であったことがうかがえる。
左の画像は常時観測により予め撮影されていた2001年3月19日の画像で、右の画像は緊急観測によって災害直後の2003年7月24日に観測されたものである。
天候は良くなかったが、偶然にも雲の隙間から痛々しい傷跡を捕らえることができている。
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