全球3次元地形データ(ASTER GDEM)の特徴 |
ASTERがカバーしている地球の全陸域のDEMを作成します。
同一地域に重なる多数のASTERデータを利用するので、精度が向上します。
必要な部分を任意に切り出せるので、誰でも簡単に利用可能です。 |
ASTER GDEM 整備のイメージ

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全球3次元地形データ(ASTER GDEM)のフォーマット |
ファイル名 (例:北緯35~36,東経135~136度のタイル) |
ASTGTMV003_N35E135_dem.tif |
ASTGTMV003_N35E135_num.tif |
標高データ |
QAデータ |
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フォーマット |
GeoTIFF, signed 16 bits |
GeoTIFF, unsigned 8 bits |
地図投影法 |
等緯経度 |
1タイルのサイズ |
3601×3601ピクセル(1×1度) |
ピクセル間隔 |
1 秒 |
DN値 |
1m/1DN(WGS84/EGM96地球楕円体,ジオイド面からの高さ) 海水面:0 欠損データ:-9999 |
スタッキング数または参照した他のDEM (詳細はUser GuideのTable3をご覧ください) |
DEMカバー域 |
北緯83度~南緯83度,全22,912タイル タイルの存在しない(1×1度)は全域海域です |
※詳細は User Guide に記載されています(英語版のみ)。
※全球水域データ(ASTWBD)のフォーマットはこちらに記載されています。
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他のGlobal DEMとの比較 |
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ASTER GDEM |
SRTM3* |
GTOPO30** |
数値地図10mメッシュ標高データ |
データソース |
ASTER |
スペースシャトル レーダ |
世界中のDEMデータ所有機関から入手 |
1:25,000地形図 |
作成・配布機関 |
METI/NASA |
NASA/USGS |
USGS(米国地質調査所) |
国土地理院 |
配布開始年 |
2009年~ |
2003年~ |
1996年~ |
2008年~ |
データ取得期間 |
2000年~継続中 |
11日間(2000年) |
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ピクセル間隔 |
30m |
90m |
1000m |
約10m
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DEM高さ精度(標準偏差) |
7m~14m |
10m |
30m |
5m以内 |
DEMカバー域 |
北緯83度~南緯83度 |
北緯60度~南緯56度 |
グローバル(全球) |
日本のみ (北方領土を除く) |
DEMデータ欠損域 |
常に雲に覆われてASTERデータが撮れない地域(他データで補完) |
地形急峻域(レーダの特性による) |
なし |
なし |
2009年時点
*SRTM3: Shuttle Radar Topography Mission Data at 3 Arc-Seconds
**GTOPO30: Global 30 Arc-Second Elevation Data Set |
ASTER GDEMとSRTM3の比較

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ASTER Level4Z DEMとの違い |
ASTER Level4zはASTERの観測シーンに一致しているため、任意の約60km四方のデータとなります。一方でASTER GDEMは等緯経度1度で整備されているため、シーンの選出や繋ぎ合わせ(モザイク)処理を必要としません。 |