衛星画像を使った活断層調査 (地震を予測する地質調査学習) |
1.はじめに |
みなさんは,図1や図2の写真にみられるような地震の被害に遭遇したことがありますか? 最近では,平成7年1月に神戸市を中心とした阪神・淡路大震災,平成12年10月に鳥取県西部の米子市付近を中心とした鳥取県西部地震,平成13年3月に広島市南部沖の瀬戸内海(伊予灘)を中心とした芸予地震等,大規模な地震が頻発して,私たちの生活を脅かしています。 しかし,日ごろから地震のことに関する知識を持っていれば,いざという時に冷静に対応できるものです。そこで今日の学習は,その地震がおこりやすいところを特定するために,実際に行われている地質調査の一種である「リニアメント調査」を衛星画像を使って体験し,身近な地域の地質(リニアメント)について学びましょう。 |
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図1 地震により崩壊した建物(平成12年鳥取県西部地震) (出典:島根大学地震災害調査団による, http://terra.riko.shimane-u.ac.jp/quake2k/index.htm |
図2 地震によりひび割れした道路(平成12年鳥取県西部地震) (出典:島根大学地震災害調査団による, http://terra.riko.shimane-u.ac.jp/quake2k/index.htm) |