アンコール遺跡、カンボジア

ASTER VNIR Level 1B
2002/11/10撮影


 インドシナ半島の中央に位置するカンボジアは、メコン川とトンレサップ湖に自然の恩恵を受けた「森林の国」。このトンレサップ湖畔には9〜15世紀に栄華を極めたアンコール朝の首都があった。
 当時の繁栄ぶりを物語るのが、世界遺産にも登録されているアンコール遺跡群。中でも最も有名な遺跡が、アンコールワット。ヴィシュヌ神を奉るために12世紀前半にスールヤヴァルマン2世により30年かけて建立された寺院である。
 東西1.5キロ、南北1.3キロ、幅190メートルの環濠のなかに塔門及び三重の階廊をめぐらせ、高さ65メートルの本殿中央祠堂を中心に五基の堂塔から成っている。
 画像では、中央右下に見える正方形に近い黒枠が階廊にあたる。