太平洋に浮かぶ火山島 -ガラパゴス諸島-
ASTER Level 1B
太平洋東部の赤道直下に位置する火山島群。 エクアドルの一州をなす。 15の大きな島と多数の小島からなる。
この画像は諸島の西端部を撮影したもので、ガラパゴス最大のイザベラ島と、最も若いフェルナンディア島である。
なお、州都のあるサンクリスト島は画像の東側約150kmに位置する。
ガラパゴス諸島は火山起源の群島であり、山頂にカルデラを有し、玄武岩質溶岩が周囲に流れ出す楯状火山の形状が画像から明瞭に判読できる。
ガラパゴス諸島の成因は、ハワイ諸島と同じくホットスポットによるものである。
すなわち、ガラパゴスはナスカプレートの西端に位置し、東南東へ移動しており、ちょうどこの位置にあるホットスポットからの溶岩の噴出により火山島が形成されている。東側が古く西に行くに従い新しい島でとなる。
ガラパゴス諸島には、ほかの地域ではみられない生物が多く、ダーウィンが進化論を構想するうえで、大きな影響をあたえたとされている。
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