メキシコ東シエラマドレ山脈の褶曲構造
ASTER Level 1B
この画像はメキシコ北部、東シエラマドレ山脈に位置するCoahuila州のSaltilla市とその北西部を撮影したもの。
東シエラマドレ山脈はロッキー山脈がメキシコ湾に沿って南下した形で連続する山脈で、ロッキー山脈形成にも関与するとされる中生代白亜紀の終わりから新生代第三紀始めにかけてのララミッド変動(Laramide造山運動)と呼ばれる大規模な造山運動で形成されたものとされている。
この地域では大規模な褶曲構造、断層、破砕を伴う広域変成作用を受けた様子が明瞭に現れており、褶曲の背斜軸が山頂部を、向斜軸が谷部を形成し、波状の山地を形成している。
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