フォゴ島、カーボベルデ
ASTER Level 1B
カーボベルデ共和国はアフリカ最西端のベルデ岬(ダカール)の西、大西洋上に浮かぶ小群島からなる国である。フォゴ島(Fogo)はその南西に位置する火山島。
カーボベルデは15世紀にポルトガル人の船乗りにより発見され、その後ポルトガルの海外州となったが、1975年に独立。厳しい自然環境と遠隔地のため経済発展は遅れており、国際援助に大きく依存する。日本はポルトガルに継ぐドナー国である。
画像はストロンボリ式の成層火山(ピコ火山)からなるフォゴ島で、直径8kmあまりのカルデラが東側に開き、東斜面には海岸に達する幾筋かの溶岩流が認められる。
15世紀以後、ピコ火山の噴火は10回記録されており、最近では1995年4月中旬から5月上旬にかけて火山活動が認められ、カルデラ内の西側縁にアア溶岩流(aa
lava flow)を形成した(画像の輝度を調整すると確認できる)。
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