鹿児島県　薩摩半島
2004/01/30観測、ASTER Level 3A01

　九州の南端は鹿児島湾（錦江湾）を挟んで、西に薩摩半島が東に大隈半島が位置する。
　このASTER画像は薩摩半島の南東部を表したもの。

　画像の南端には、東シナ海を望むように標高924ｍの開聞岳が聳える。 開聞岳は玄武岩の成層火山であるが、山頂には安山岩の溶岩ドームが噴出している。標高は1000mに満たないものの、その美しい姿からさつま富士と称される。
その北東には九州最大の湖（周囲15km）の池田湖が位置する。 池田湖は火山活動によって生じたカルデラ湖で、東南東に鰻池、山川湾のマールと火口列が連なる。

　砂風呂で有名な指宿市の北東には、無人島の知林ヶ島があり、3〜10月の大潮の頃には800mに及ぶ砂州が生じ、歩いて島まで渡れるようになる。
　また画像中央上部には、日本最大の原油備蓄基地である新日石喜入基地がある。