サロベツ湿原、北海道
この衛星画像は、北海道にある「利尻礼文サロベツ国立公園」の内、自然再生事業が進むサロベツ湿原をASTERで撮影した画像である。
画像ほぼ中央にサロベツ原生花園(遊歩道を備えたビジターセンター)があり、その東側に海岸河口部に形成された平地における日本最大の高層湿原が濃い緑色で判読できる(なお、この衛星画像はナチュラルカラーと呼ばれる画像であり、現地で観察できる色合いとは異なっている)。
原生花園の西側の明るい緑色の部分は乾燥化によって湿原にササが進入してきた範囲であると判読できる。
この衛星画像では植物の活性度が高いほど明るい緑色になるように調整しているため、湿原のような貧栄養状態の部分は暗くなる。
原生花園の南側にあるペンケ沼では土砂が流入して沼が埋まっている状況が観測できる。
原生花園の東側にある高層湿原内の四角い黒色部分は泥炭採掘地跡である。
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