速報:新潟中越沖地震による地表面変位のインターフェロメトリィ処理結果
この画像は、2007年7月16日に発生した新潟県中越沖地震による地表面変位を、陸域観測技術衛星「だいち」に搭載された合成開口レーダセンサー「PALSAR」が捉えたものである。
画像中の色が青〜赤〜黄に変化する箇所(柏崎と小千谷の間)は、地表面が衛星から遠ざかる方向に動いたことを表し、青〜黄〜赤に変化する箇所(柏崎北部の沿岸)は、衛星に近づく方向に地表面が動いたことを表している。カラーの1サイクルは(ex.青から青まで)、約11.8cmの変位量に相当する。画像を見れば、柏崎の北側の日本海沿岸では、衛星に近づく方向に30cm程度、地表が動いたことが分かる。
使用データ:2007年1月16日観測(地震前) 2007年7月19日観測(地震後)
注:周辺の色が付いているのは、地震前データに積雪があった山地、丘陵地。積雪はSARの散乱に影響を与えるため、ノイズを発生する。柏崎等の海岸付近にはその影響はない。
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