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宇宙利用拡大推進事業

[レビュー]インターンシップ #01

ザンビア大使館でザンビア大使と

小型焼却炉で二次感染を防ぐ

ABEイニシアチブというJICAの奨学金制度を用いて多くの優秀なアフリカ人が日本の大学人に留学しています。機構ではこれまで、80名以上の留学生を短期インターンシップ制として受け入れてきました。その中で、特に優秀な学生については、大学院修了時にインターンシップ生として3か月程度受け入れ、衛星データやGISデータを用いて彼らの専門性の向上と国際協力を行っています。

修了時インターンシップは2019年から受け入れるようになりました。ザンビア出身のNanyangweさんは、長崎大学で熱帯医学を専攻しました。
名前: Nanyangwe
出身: ザンビア
期間: 2019年9月 – 2019年12月

機構でのインターンシップ期間中、Nanyangweさんは衛星データやGISデータを用いて医療用の小型焼却炉(ステラ環境社製)の設置についてまとめました。Nanyangweさんの町、Kitweでは、使用済み注射針などの医療器具が適切に処分されず、そこから二次感染が発生するケースが多くあります。彼女は、Kitwe市内にある大小さまざまな医療機関をマッピングし、効率的に使用済み医療器具を回収、償却する仕組みについて検討しました。検討結果は、報告書と提言としてまとめられ、在日ザンビア大使館とJICAに報告、小型焼却炉設置について提言を行いました。