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TIRSAT(熱赤外超小型衛星)

TIRSAT(熱赤外超小型衛星)2024.1.23

経済産業省では、熱赤外カメラ(非冷却熱赤外線センサ利用)と超小型衛星バスの開発を行ってきた。本事業では、開発された熱赤外超小型衛星をH3試験機2号機により軌道投入し実環境での実証を行う事を目的としている。(一財)宇宙システム開発利用推進機構では本研究開発事業の開発取り纏めを行い事業推進の一端を担っている。

TIRSAT(熱赤外超小型衛星)

衛星名称:TIRSAT(熱赤外超小型衛星)

〈TIRSAT 主要諸元〉

〈軌  道〉
  
H3TF2号機による投入軌道(ALOS-3の投入予定軌道)
   ・高度:675km
   ・軌道傾斜角:98度
   ・太陽同期準回帰軌道

〈概念図〉

実験計画概要

 今回のミッション機器である遠赤外カメラを搭載した超小型衛星(注)をH3ロケットの搭載機器として軌道投入し、宇宙空間における機器の健全性の実証確認を行う。コマンドのアップリンクおよびテレメトリのダウンリンクにはS帯通信を使用してミッションデータのダウンリンクにはX帯通信を使用する。本実証試験後の運用段階において政府衛星データプラットフォームTellus上で一部のデータを無償公開する予定である。(注:「令和2年度補正サプライチェーン強靭化に資する技術開発・実証事業(サプライチェーンの迅速・柔軟な組み換えに資する衛星を活用した状況把握システムの開発・実証)」で開発。)

事業実施体制