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ハイパースペクトルについて > HISUIについて
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10年以上の運用で多くのユーザーが利用しているASTERの技術を元に,より精密なデータの取得を可能にすべく,宇宙システム開発利用推進機構は「高性能ハイパースペクトルセンサ等研究開発プロジェクト」を推進しています。
このプロジェクトでは,可視域から短波長赤外域を185バンド(波長分解能約10nm)、空間分解能30mで観測するハイパースペクトルセンサと、可視域から近赤外域を4バンド,空間分解能5mで観測するマルチスペクトルセンサを開発中です。
これら2つの衛星搭載型センサーは同期観測が可能で,合わせてHISUI(Hyperspectral Imager SUIte)と命名しています。
以下に,開発中のハイパースペクトルセンサの仕様の達成目標を示します。
項目
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達成目標
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空間分解能
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30m以下
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観測幅
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30km程度
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バンド数
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185バンド
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観測波長域
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400〜2,500nm
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波長分解能(バンド幅)
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平均10nm以下(可視近赤外域)
平均12.5nm以下(短波長赤外域)
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最大入射輝度
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アルベド70%
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S/N比
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仕様値450:1以上(620nmにおいて)
仕様値300:1以上(2,100nmにおいて)
(前提:アルベド30%、太陽天頂角24.5度)
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暗時雑音
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S/N比規定レベルのシグナルの1/350以下
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迷光
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S/N比規定レベルのシグナルの1/100以下
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MTF
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0.2以上
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ラジオメトリック分解能
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量子化ビット数 10ビット以上
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波長精度
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誤差 バンド幅の2%以下(可視近赤外域)
誤差 バンド幅の5%以下(短波長赤外域)
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バンド間相対感度精度
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誤差2%以下
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オンボード圧縮・処理能力
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有
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ポインティング機能
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有
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参考:参考: Nagamitsu Ohgi, Akira Iwasaki, Takahiro Kawashima and Hitomi Inada, Japanese Hyper-Multi Spectral Mission, 2010, Proceedings of IGARSS 2010 , pp3756-3759. |
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