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ハイパープロジェクトは、ハイパースペクトルデータの利用基盤技術を開発するために、財団法人宇宙システム開発利用推進機構(旧 財団法人 資源・環境観測解析センター(ERSDAC))が経済産業省(METI)の委託を受け推進している「次世代地球観測衛星利用基盤技術の研究開発(ハイパースペクトルセンサ・データの高度利用に係る研究開発)」の略称です。
ハイパースペクトルセンサは、一般に10ナノメータ(nm)程度の波長幅を持ち、可視近赤外および短波長赤外領域を連続的に観測し、そのバンド数は200前後になります。これに対し、マルチスペクトルセンサのASTERは、可視近赤外(VNIR),短波長赤外(SWIR),熱赤外(TIR)の波長域を14のバンドで離散的に観測しており,波長幅もそれぞれ60〜120nm,40〜100nm,350〜700nmとハイパースペクトルセンサに比べて広くなっています。そのため、ハイパースペクトルセンサはマルチスペクトルセンサに比べ、格段に高精度のスペクトル情報収集が可能です。
当財団は、ASTERやPALSAR等の衛星搭載型センサ、さらにはAVIRIS等の航空機搭載型ハイパースペクトルセンサのデータによる資源分野への利用技術開発の研究実績をもとに、経済産業省が2015年に打ち上げを予定している衛星搭載型ハイパー・マルチスペクトルセンサHISUI(Hyper-spectral Imager SUIte)のデータ利用に関する基盤技術の研究開発を推進しています
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